猫のトイレと砂の選び方|使い終わった砂の捨て方

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この記事の確認日:2026年10月4日(制度やサービスの情報は、この日に公式サイトで確かめました)

猫のトイレは、毎日使う大切な道具です。トイレの本体にも猫砂にもいくつか種類があり、使い終わった砂の捨て方は、住んでいる地域によって違います。

この記事では、環境省の案内、メーカーの公式情報、自治体の公式ページをもとに、トイレと砂の選び方、ふだんの手入れ、使い終わった砂の捨て方をまとめました。「トイレに流せる」と書かれた砂の扱いも、公式に書かれている範囲で紹介します。

※この記事は、使ってみた感想ではありません。環境省などの公式情報をもとにまとめています。決まりや条件は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。

この記事の質問

  1. 猫のトイレには、どんな種類がある?
  2. 猫砂には、どんな種類がある?
  3. トイレの置き場所と手入れは?
  4. 使い終わった砂は、何ごみに出す?
  5. 「トイレに流せる」砂は、流していい?

Q. 猫のトイレには、どんな種類がある?

大きく分けて「猫砂トイレ」と「システムトイレ」の2つです。

ユニ・チャームの公式サイトでは、猫のトイレには「システムトイレ」と「猫砂トイレ」の2種類があると説明しています。

  • 猫砂トイレ:トイレの容器に猫砂を入れて使うタイプ。環境省のガイドラインも、猫を飼うときは、市販の猫用トイレに猫用の砂を入れたものを用意するよう案内しています
  • システムトイレ:上の段の砂が固まらないタイプのトイレ。同社の製品では、砂とは別に、取り替えて使うシートもセットになっています

システムトイレには、専用の砂やシートを使う製品があります。買う前に、パッケージでどの砂やシートを使うのかを確かめましょう。

子猫を迎えるとき、それまで使っていた砂を少し分けてもらえるなら、混ぜてにおいをつけておくと覚えやすくなる、とユニ・チャームは案内しています。

Q. 猫砂には、どんな種類がある?

材料で分けると、紙・木・おから・鉱物・シリカゲルなどがあります。材料によって、ごみの出し方が変わることがあります。

栃木県小山市と兵庫県加古川市の公式ページをもとに、主な種類をまとめました。

  • 紙系:紙の繊維を砂のように固めたもの
  • 木系:木の繊維を砂のように固めたもの、または木を細かくくだいたもの
  • おから系:おからを材料にしたもの
  • 鉱物系:鉱物資源などを焼き固めたもの。ベントナイトやゼオライトなど
  • シリカゲル:加古川市では、鉱物系と同じ分け方になっている

小山市は、猫砂を買うときは、必ず表示を確かめてから買うようお願いしています。パッケージで材料と捨て方の注意を見て、住んでいる地域で出せるかを確かめておきましょう。

環境省の災害対策ガイドラインは、避難のときに持ち出すものの例に「使い慣れた猫砂、または使用済猫砂の一部」を挙げています。備えについては「災害に備える猫の用品」で説明しています。

Q. トイレの置き場所と手入れは?

決まった場所に置いて、いつも清潔にしておきます。

環境省のガイドラインは、猫は汚れたトイレをきらうので、いつも清潔にしておくよう案内しています。環境省の基準も、ふん尿などをきちんと処理し、飼っている場所をいつも清潔にして、においが出ないようにするよう求めています。

  • 集合住宅では、においが近所に伝わらないよう、トイレの位置に気を配る
  • ふん尿の片づけをしたあとは、手をよく洗う
  • 決められた場所で排せつできるようにしておく(環境省は、災害への備えとしても挙げています)

Q. 使い終わった砂は、何ごみに出す?

住んでいる市区町村のルールで決まります。同じ鉱物系の砂でも、地域によって出し方が違います。

3つの自治体の公式ページを見比べると、次のように違いました。

自治体 紙・木などの砂 鉱物系の砂
東京都中野区 燃やすごみ 燃やすごみ(区の冊子では別の区分になっているが、燃やすごみで出すよう案内)
兵庫県加古川市 燃やすごみ(紙系・木材系・おから系) 燃やさないごみ(シリカゲルも同じ。袋に「猫砂」と書くか、貼り紙をする)
栃木県小山市 もやすしかないごみ(紙系・木質チップ系) 収集所や清掃センターでは処理できない。ごみを集めて運ぶ業者(一般廃棄物収集運搬業者)に依頼する

中野区と加古川市は、ふんなどの汚物を取り除いてから出すよう案内しています。

メーカーのライオンは、使い終わった砂は固まった部分を少しずつ紙袋などに入れて可燃ごみに出すよう案内したうえで、自治体の指導がある場合はそちらに従うよう書いています。また、植物や土への影響を確かめていないため、畑や庭に捨てることはすすめていません。メーカーの案内と自治体のルールがちがうときは、自治体のルールに従いましょう。

Q. 「トイレに流せる」砂は、流していい?

自治体によっては、流さないよう求めています。流せる製品でも、メーカーが決めた流し方と条件を守る必要があります。

滋賀県大津市の下水道の担当課は、犬や猫のふんは人の排せつ物と違って水に溶けにくく、下水道の排水管が詰まることがあるとして、トイレに流さないよう呼びかけています。使用済みの猫砂も同じで、商品説明に流せると書かれた猫砂も流さず、燃やせるごみとして出すよう案内しています。

東京都下水道局は、ペットのふんは毛が多くふくまれていて水の中で分解されにくく、ペット用の砂が付いていることもあるため、流し方によっては家の配管が詰まるおそれがあると説明しています。家の中の配管が詰まったときの修理費用は、その家の人の負担になります。下水道局は、ペットのふんを下水道に流さないようお願いしたうえで、処理の方法は住んでいる自治体の取り扱いにもとづいて慎重に判断するよう呼びかけています。

一方、ライオンは、同社の「ニオイをとるおから砂」「ニオイをとる紙の猫砂」はトイレに流せるとしたうえで、次のような条件を示しています。

  • 排せつ物で固まった部分だけを、1個ずつ流す
  • 水を流すときは、必ず「大」で流す
  • 時間がたって硬くなった固まりや、一度にたくさん処理したいときは、可燃ごみに出す
  • 浄化槽タイプの水洗トイレには、絶対に流さない

浄化槽とは、下水道のように、いくつもの建物の生活排水を管で集めてまとめて処理するのではなく、建物の敷地の中で生活排水を処理する設備のことです(環境省)。流すかどうか迷うときは、まず住んでいる自治体の案内を確かめましょう。

まとめ

猫のトイレと砂は、猫が使いやすいかどうかに加えて、「住んでいる地域でどう捨てるか」まで考えて選ぶと、あとで困りません。次のことを確かめておきましょう。

  • 猫砂トイレか、システムトイレか(システムトイレは専用の砂やシートを確かめる)
  • 猫砂の材料(紙・木・おから・鉱物・シリカゲルなど)
  • 住んでいる市区町村で、その砂が何ごみになるか
  • トイレを置く場所(集合住宅では、においが近所に伝わらないか)
  • 片づけのあとに手を洗う習慣
  • 「流せる」砂を流す前に、自治体の案内と、パッケージの条件を読んだか

ごみの出し方は、自治体のごみの分け方のページや冊子で確かめられます。わからないときは、市区町村の担当の窓口に問い合わせましょう。

参考にした公式資料(2026年10月4日確認)